看護実習がつらい。
もう無理かもしれない。
実習記録が書けない。
関連図がまとまらない。
何度も「やり直し」と言われる。
そんな毎日が続き、私はレギュラーの看護学校を中退しました。
それでも2年後、准看護学校へ進学し、さらにその後正看護師になりました。
遠回りでした。
でも、終わりではありませんでした。
実習がうまくいかなくなった理由
実習がつらくなったきっかけは、関連図の作成や看護診断、看護展開のスピードについていけなかったことでした。
同級生たちは次々と課題をクリアしていくのに、私は何を書いてもズレている気がして、自信をなくしていきました。
焦りだけが大きくなる。
毎日寝不足のまま実習へ向かい、
朝起きた瞬間から「今日もダメかもしれない」と思っていました。
私はもともと人前で強く緊張するタイプで、過去に社会不安障害と診断されたこともあります。
その影響もあり、実習は想像以上にプレッシャーの大きい環境でした。
実習中に「なぜ自分だけできなかったのか」。
中退後に気づいた原因については、
「看護実習で怒られるのが怖い」の記事で詳しくまとめています。
「あなたは看護師になれない」と言われた日
基礎実習からつまずき、再実習を何度も繰り返しました。
各論実習でも状況は変わらず、ある日、先生に言われました。
「あなたは、留年しても看護師にはなれないわ」
その言葉は、今でもはっきり覚えています。
電車の中で必死にその日の行動計画を考え、
それでも看護のポイントを押さえられない。
実習中の小さなミスで感情が不安定になり、帰宅後も気持ちは張りつめたまま。
正直、地獄のような毎日でした。
中退を決めた瞬間
退学を考え始めていた頃、家族に言われました。
「もう辞めてもいいよ。無理しないで。」
その言葉を聞いたとき、私はホッとしました。
ああ、辞めてもいいんだ。
退学の日、クラスのみんなの前で挨拶をしました。
最後まで話すつもりでした。
でも、悔しさと情けなさが込み上げてきて、涙が止まりませんでした。
「看護師になれなかった自分」
それを突きつけられた瞬間でした。
医療から離れようとした2年間
辞めた直後は解放感がありました。
もう実習に行かなくていい。
記録に追われなくていい。
でも同時に、「もう医療業界には関わりたくない」とも思っていました。
それほど実習での経験は、私の中で大きな傷になっていました。
それでも完全に離れることはできませんでした。
2年の間に、私は一度、病院で看護補助として働きました。
そこで患者さんと関わり、看護師の姿を見ているうちに、
消えたはずの気持ちが戻ってきました。
やっぱり、看護がしたい。
その病院には准看護学校への推薦枠がありました。
私はもう一度、挑戦することを決めました。
遠回りしても、看護師になれた
准看護学校へ進学し、
その後さらに進学し、正看護師になりました。
結果的に、さらに5年かかりました。
遠回りでした。
でも、あの中退は終わりではありませんでした。
あれは失敗ではなく、ルート変更でした。
今、実習で悩んでいる人へ
実習がうまくいかないと、「向いていない」と思ってしまいます。
私もそうでした。
でも今なら言えます。
今の環境だけで、自分の可能性を決めなくていい。
一度離れるのも選択。
遠回りするのも選択。
私は一度辞めました。
それでも、看護師になれました。
もし今、心が限界なら、それは弱さではありません。
余裕がなくなっているだけかもしれません。
道は一つではありません。
実習で悩んだ時間も、
あとから振り返ると意味のある経験になっていることもあります。
実習がつらく、「辞めたい」と感じるほど追い込まれることもあります。
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