看護学校を中退したあと、もう一度看護の道を目指すとしても、どんな進路を選ぶかはとても迷うと思います。
私も、3年制の看護学校を実習中に退学したあと、すぐに「もう一度看護を目指そう」と決められたわけではありませんでした。
むしろ、一時期は医療や介護の仕事から離れたい気持ちのほうが強かったです。
それでも最終的に、私は准看護学校を選びました。
遠回りに見える道でしたが、あのときの私には、その選択が必要だったと思っています。
この記事では、看護学校を中退したあとに、私がなぜ准看護学校を選んだのかを書きます。
同じように中退後の進路に迷っている人や、「もう一度目指したいけれど不安がある」という人の参考になればうれしいです。
看護学校を中退した直後は、もう看護から離れたいと思っていました
看護学校を中退した直後の私は、もう看護のことを考えるだけで苦しい状態でした。
実習で心がすり減っていたので、「もう病院にも介護にも関わりたくない」と思っていた時期もあります。
中退したことで、少し楽になった部分はありました。
でもその一方で、「これからどうしよう」「自分には何ができるんだろう」という不安が大きくなりました。
当時は、もう一度看護の道に戻ることよりも、別の道を探したい気持ちのほうが強かったです。
実際に、私は職業訓練を受けたり、別の仕事も考えたりしていました。
でも、やってみて分かったこともありました。
勉強の内容が自分には合わないと感じたり、興味を持ちきれなかったり、就職活動もうまくいかなかったりして、「自分が本当に進みたい道はどこなんだろう」とまた迷うようになりました。
すぐに看護へ戻れなかったからこそ、見えたことがありました
看護学校を辞めたあと、私はすぐに看護へ戻ったわけではありません。
むしろ、一度離れたからこそ、自分の気持ちを少し冷静に見られるようになった部分がありました。
別の道を考える中で、少しずつ思うようになったのは、私は看護そのものが嫌だったというより、当時の環境の中で限界になっていたのかもしれない、ということでした。
看護学校では2年半、医療や看護に関することを学んできました。
それを全部なかったことにして、まったく別の分野に進むことに、どこか引っかかる気持ちもありました。
「もう一度、学んできたことを少しでも生かせる道はないだろうか」
そう考えるようになったのは、中退して少し時間がたってからでした。
私が准看護学校を選んだ理由
私が准看護学校を選んだ理由は、ひとつではありませんでした。
いくつかの気持ちや現実的な事情が重なって、最終的にこの道を選びました。
1.完全に看護を諦めたくはなかったから
一度中退したとはいえ、看護師を目指していた気持ちが完全になくなったわけではありませんでした。
苦しかったし、もう無理だと思ったこともありました。
それでも、「本当はなりたかった」という気持ちが、どこかに残っていたと思います。
だからこそ、もう一度看護に関わる道があるなら、ゼロにしてしまう前に考えてみたいと思いました。
2.最短よりも、続けられる道を選びたかったから
中退後の進路を考えるとき、「遠回りはしたくない」と思う人は多いと思います。
私もそうでした。
でも当時の私に必要だったのは、最短で元のルートに戻ることより、続けられる形でやり直すことでした。
一度つまずいたからこそ、同じ形にこだわるより、自分に合う入り直し方を選んだほうがいいのではないかと思ったのです。
准看護学校は、私にとって「完全に諦める」のと「いきなり元に戻る」の間にある、現実的な選択肢でした。
3.働きながら進める現実的な道だったから
中退後は、気持ちだけでなく、生活やお金のことも考えなければいけませんでした。
理想だけでは動けない時期だったと思います。
そんな中で、病院で看護補助として働く道が見えてきました。
現場に関わりながら、もう一度自分の気持ちを確かめられることも、私には大きかったです。
私にとって准看護学校は、気持ちの面でも、現実の面でも、無理なく進みやすい道でした。
一般病院の看護部長さんとの出会いが、再入学のきっかけになりました
中退後の私は、免許がなくても始められる病院の看護補助の求人に応募しました。
最初に面接を受けたのは、一般病院でした。
そのとき、私の経歴を知った一般病院の看護部長さんが、家から近い精神科病院を紹介してくれました。
その病院では、毎年准看護学校に職員を送り出していて、奨学金制度もあると教えてもらいました。
それが、私が入職した精神科病院でした。
私はその精神科病院に看護補助として入職し、1年間働いたあと、2年目に准看護学校へ入学しました。
もし中退した直後にいきなり「もう一度学校へ」と言われていたら、私は気持ちが追いつかなかったと思います。
でも、看護補助として働きながら現場に関わったことで、「もう一度学んでみようかな」と思えるようになりました。
いきなり元の場所へ戻るのではなく、少し距離を置いたところから看護に触れ直せたことが、自分には合っていたのだと思います。
准看護学校を選んだことは、遠回りでも間違いではありませんでした
准看護学校を選んだとき、不安がなかったわけではありません。
「また失敗したらどうしよう」
「遠回りしすぎではないか」
「同年代より遅れているのではないか」
そんなことも何度も考えました。
でも今振り返ると、あのときの私には、あの道が必要でした。
最短ルートではなかったかもしれません。
それでも、自分が続けられる形でやり直せたことには大きな意味がありました。
結果として私は、准看護学校から進学課程へ進み、最終的に看護師になることができました。
だからこそ今は、遠回りだったとしても、あの選択は間違いではなかったと思っています。
中退後に進路を選ぶときは、正しさより「続けられるか」が大事でした
中退後は、「何が正解か」をすぐ決めたくなります。
でも実際には、そのときの自分にとって大事なのは、立派に見える進路より、続けられるかどうかでした。
私は一度、看護学校で限界を迎えています。
だからこそ、もう一度進むなら、自分を追い込みすぎずに続けられる道を選びたいと思いました。
准看護学校を選ぶことに対して、遠回りだと感じる人もいるかもしれません。
でも、自分にとって必要な遠回りなら、それは無駄ではないと思います。
もし今、中退後の進路に迷っているなら、最短ルートかどうかだけで決めなくてもいいと思います。
今の自分が無理なく進める道かどうか、続けられそうかどうかも大切にしていいはずです。
まとめ|准看護学校は、私にとってもう一度看護を目指すための現実的な道でした
看護学校を中退したあと、私はすぐに看護へ戻れたわけではありませんでした。
一度は医療や介護から離れたいと思い、別の道も考えました。
それでも、少し時間がたつ中で、学んできたことを生かせる道をもう一度考えるようになりました。
その中で私が選んだのが、准看護学校でした。
准看護学校を選んだ理由は、
- 完全に看護を諦めたくはなかったこと
- 最短よりも続けられる道を選びたかったこと
- 働きながら進める現実的な道だったこと
この3つが大きかったと思います。
今振り返ると、准看護学校は、私にとってもう一度看護を目指すための現実的な道でした。
遠回りでも、自分に合う形で進み直せたことに意味があったと思っています。
もし中退後の進路に迷っているなら、私が実際にどんな遠回りをして再入学につながったのかは、こちらの記事にまとめています。
▶ 看護学校を中退した後の進路|私が再入学して看護師になるまで
また、今まだ辞めるかどうかで迷っているなら、退学を決める前に考えたいことをこちらにまとめています。
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