看護学校を中退した後、これからどうしたらいいのか分からなくなる人は多いと思います。
「もう看護師は無理かもしれない」
「辞めた自分には価値がない気がする」
「ここからやり直せるのかな」
私も、看護学校を中退したあとに同じようなことを何度も考えました。
先が見えず、不安ばかりが大きくなっていた時期もあります。
でも、今ははっきり言えます。
看護学校を中退したあとも、進路はひとつではありません。
実際に私は、3年制の看護学校を実習中に退学したあと、すぐに看護の道へ戻れたわけではありませんでした。
遠回りもしましたし、医療や介護から離れたいと思っていた時期もあります。
それでも最終的には、准看護学校に入り直し、その後に進学課程へ進んで、看護師になりました。
この記事では、看護学校を中退した後の進路について、私自身の経験をもとにまとめます。
今まさに辞めたあとで不安な人や、退学を考えていてその先が見えない人の参考になればうれしいです。
看護学校を中退した直後は、安心より不安のほうが大きかった
看護学校を辞めたら、もっと気持ちが軽くなると思っていました。
もちろん、毎日の実習や記録、先生とのやりとりから離れられたことで、少し楽になった部分はありました。
でも実際は、それ以上に不安が大きかったです。
「これからどうするのか」
「親にどう思われるのか」
「また看護の道を目指せるのか」
「中退したことは一生消えないのではないか」
学校にいる間は毎日をこなすだけで精一杯でしたが、辞めたあとには別の苦しさがありました。
それは、先の見えなさでした。
中退した直後は、気持ちが落ち着いているようでいて、実はかなり不安定でした。
だからこそ、すぐに正解を決めようとしなくてもいいと思います。
まずは一度立ち止まって、自分がこれからどうしたいのかを少しずつ整理することが大事でした。
看護学校を中退した後の進路は、ひとつではありません
看護学校を中退すると、「もう終わり」と感じてしまうことがあります。
でも実際には、その後の進路はいくつかあります。
一度休んで、気持ちを立て直す
心が限界だった人にとっては、まず休むことが必要な場合もあります。
中退した直後は、進路のことまで考える余裕がないこともあります。
無理に次を決めようとすると、気持ちがついていかないまま苦しくなることもあります。
だから、休むことは逃げではなく、立て直すための時間だと思います。
働きながら次の道を考える
中退後すぐに次の学校を決めるのではなく、いったん働くことを考えながら進路を探す道もあります。
お金のことや生活のことを考えると、現実的な選択肢になる人もいると思います。
働く中で、看護以外の道を知ることもありますし、自分が本当にもう一度看護を目指したいのかを考える時間にもなります。
別ルートで看護師を目指す
看護学校を中退したからといって、看護師への道が完全になくなるわけではありません。
学校を変える、入り直す、准看護学校から進むなど、別ルートがある場合もあります。
私自身はこの道を選びました。
すぐに簡単に決まったわけではありませんが、「もう一度目指したい気持ち」が残っていたことは大きかったです。
私は中退後、すぐに看護の道へ戻れたわけではありませんでした
看護学校を中退したあと、私はすぐに「もう一度看護を目指そう」とはなりませんでした。
むしろ、一時期は病院や介護の仕事から絶対に離れたいという気持ちが強くありました。
中退後は、デザイン系の職業訓練校の試験を受けて、半年ほど通っていました。
資格もいくつか取りましたが、勉強は自分には難しく、あとから振り返るとあまり興味を持てる分野でもありませんでした。
就職活動もしましたが、経歴のこともあって思うように決まりませんでした。
採用をもらった会社もありましたが、最終的には辞退したところもあります。
飲食業から採用をいただいたこともありましたが、そのときの自分には「ここで続けていこう」と決めきれませんでした。
そんなふうに遠回りする中で、少しずつ気持ちが変わっていきました。
看護学校では2年半、医療や看護に関することを学んできたので、まったく別の分野に行くより、少しでも学んだことを生かせる仕事のほうがいいのではないかと考えるようになったのです。
そこで、免許がなくても始められる病院の看護補助の求人に応募しました。
看護補助として働いたことが、次の進路につながりました
最初は一般病院の求人に応募しました。
すると私の経歴を知った方から、「家から近い病院で、毎年准看護学校に送り出していて、奨学金制度もある病院がある」と紹介を受けました。
その病院が、私が入職した精神科病院でした。
私はその精神科病院に看護補助として入職し、1年間働きました。
そして2年目に、准看護学校へ入学させていただきました。
今振り返ると、中退してから准看護学校へ進むまでの間にも、迷いや遠回りがたくさんありました。
でも、その時間があったからこそ、もう一度看護の道に向き合えたのだと思います。
中退した直後は「もう看護は無理」と思っていた私が、看護補助として働く中で少しずつ気持ちを取り戻していきました。
いきなり元の場所に戻るのではなく、別の形で医療の現場に関わったことが、自分には合っていたのかもしれません。
私が准看護学校を選んだ理由
看護学校を中退したあと、私が選んだのは准看護学校でした。
最初から「これが正解だ」と思えたわけではありません。
不安もありましたし、遠回りになることへの抵抗もありました。
「また失敗したらどうしよう」と思ったこともあります。
それでも准看護学校を選んだのは、私にとってはもう一度看護の勉強に向き合うための現実的な道だったからです。
一度つまずいているからこそ、同じ形で元に戻るのではなく、別の入り方のほうが自分には合っているかもしれないと思いました。
遠回りに見えても、完全に諦めるよりは、自分に合う形で続けられる道を探したかったです。
中退後の進路を考えるとき、「最短かどうか」ばかり気にしてしまうことがあります。
でも実際には、最短よりも続けられるかどうかのほうが大事でした。
私にとって准看護学校は、看護の道をゼロにしないための選択肢でした。
准看護学校から進学課程へ進み、看護師になった
准看護学校に入り直したからといって、不安がなくなったわけではありません。
また人間関係で悩むかもしれない、勉強についていけないかもしれない、自分だけ経歴が違って浮くかもしれない。
そんなことも考えました。
それでも、一度中退を経験していたからこそ、「前の自分より少し落ち着いて考えよう」と思えた部分もありました。
実際にはしんどいこともたくさんありましたが、前よりも視野が少し広くなっていた気がします。
その後、私は進学課程へ進み、最終的に看護師になりました。
中退した当時は、ここまで来られるとは思っていませんでした。
だからこそ今言えるのは、中退した時点で人生が決まるわけではないということです。
遠回りでも、時間がかかっても、自分に合うルートで進めばたどり着けることがあります。
看護学校を中退した経験が無駄だったとは思わない
中退した経験は、できればしたくなかった出来事でした。
苦しかったし、情けない気持ちにもなりました。
当時は、自分の人生にとって大きな失敗だと思っていました。
でも今は、その経験が完全に無駄だったとは思っていません。
中退したからこそ、無理をしすぎる怖さが分かるようになりました。
限界を超える前に立ち止まる大切さも分かるようになりました。
そして、順調に進めなかった人の気持ちにも、前より少し近づけるようになったと思います。
もちろん、中退しないで済むならそのほうがよかったのかもしれません。
それでも、そこからやり直した経験まで含めて、今の自分につながっていると感じています。
看護学校を中退した後に進路を考えるとき、大事だと思うこと
中退後は、不安が大きすぎて「早く答えを出さなきゃ」と思いやすいです。
でも実際には、焦って決めるよりも大事なことがあります。
今の苦しさと、将来の気持ちは分けて考える
今つらいからといって、将来まで全部ダメだと決めなくていいと思います。
環境が合わなかったのか、心が限界だったのか、本当に別の道に進みたいのか。
そこを少し分けて考えるだけでも、見え方は変わります。
最短ルートにこだわりすぎない
遠回りに見える進路でも、自分にとって続けやすい道なら意味があります。
私自身、最短ルートではありませんでした。
でも、あのときの自分にはその道が必要でした。
一人で決めきろうとしない
中退後は、自分を責める気持ちが強くなりやすいです。
だからこそ、一人で抱え込むと視野が狭くなります。
家族でも、信頼できる人でも、少し話せる相手がいるだけで整理しやすくなることがあります。
まとめ|看護学校を中退した後も、進路はやり直せる
看護学校を中退した後は、不安でいっぱいになると思います。
実際に私もそうでした。
でも、中退したあとも進路はひとつではありません。
休む道もあります。
働きながら考える道もあります。
別ルートで看護師を目指す道もあります。
私は、3年制の看護学校を実習中に退学したあと、すぐに看護へ戻れたわけではありませんでした。
一度は別の分野に進もうとし、医療や介護から離れたいと思った時期もありました。
それでも最終的には看護補助として働き、准看護学校に入り直し、進学課程へ進んで、看護師になりました。
だからこそ、「中退したら終わり」とは言い切れないと感じています。
大事なのは、今の苦しさだけで人生全部を決めないことです。
遠回りになっても、自分に合う道を探し直すことはできます。
もし今、看護学校を辞めたい気持ちと、辞めた後の不安の間で揺れているなら、まずは焦って結論を出さなくても大丈夫です。
私は、退学を決める前に考えたいことをこちらの記事にまとめています。
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