看護学校を辞めたい。
そう思うほどつらいときは、学校に行くだけでも苦しいですよね。
実習、記録、先生とのやりとり、人間関係。
どれか一つだけでもしんどいのに、それが重なると「もう無理かもしれない」と感じるのは自然なことだと思います。
私も、実習中に心が限界になり、最終的に看護学校を退学しました。
だからこそ今思うのは、つらさの中で退学を決める前に、一度だけ整理しておいたほうがいいことがあるということです。
この記事では、看護学校を辞めたいと思ったときに、退学を決める前に考えたい5つのことをまとめます。
看護学校を辞めたいと思うのは、甘えではありません
看護学校を辞めたいと思う自分を、「弱い」「甘えている」と責めてしまう人は多いです。
でも、限界を感じるほど追い込まれているなら、それは気合いや根性の問題ではないこともあります。
看護学生は、まじめで責任感が強い人ほど無理をしやすいです。
「患者さんに迷惑をかけたくない」「先生に怒られたくない」「みんなについていかなきゃ」と思うほど、自分を追い込みやすくなります。
本気で頑張ってきた人ほど、「辞めたい」と思う自分を責めやすいです。
でも、つらいと感じている時点で、まずはその苦しさを軽く見ないでほしいと思います。
退学を決める前に考えたい5つのこと
1.つらいのは「看護そのもの」か、「今の環境」か
まず考えたいのは、自分が本当に看護師になりたくないのか、それとも今の学校生活や実習環境がつらいのか、ということです。
この2つは似ているようで、実はかなり違います。
実習で怒られることが続いたり、人間関係がしんどかったり、毎日記録に追われたりすると、「もう看護なんて無理」と思いやすくなります。
でも実際には、看護そのものが嫌になったというより、今の環境で心が限界になっているだけのこともあります。
私も当時は、「もう看護師なんて無理だ」と思っていました。
でも今振り返ると、看護そのものが嫌だったというより、そのときの環境や心の状態が大きく影響していたと感じます。
今の苦しさが、将来の夢そのものを否定しているのか、今いる場所が合わないだけなのか。
そこを少し分けて考えるだけでも、見え方は変わります。
2.今すぐ退学以外に、休む・相談するという選択肢はないか
追い詰められているときほど、「続けるか、辞めるか」の二択で考えやすくなります。
でも本当は、その間にある選択肢もあります。
たとえば、少し休むこと。
家族や信頼できる人に話すこと。
先生や学校に相談すること。
すぐに結論を出さず、一度だけ立ち止まること。
もちろん、相談したから全部解決するとは限りません。
話したところでわかってもらえないと感じることもあると思います。
それでも、自分ひとりで結論まで抱え込まなくていい、という視点は持っていてほしいです。
追い詰められているときは、「辞めるしかない」と感じやすいです。
でも本当は、少し休む、誰かに話す、一度整理するという選択肢もあります。
3.退学した後にどうするか、ざっくりでも考えておく
退学するかどうかを考えるときに大事なのは、「辞めた後の自分」を少しだけ想像しておくことです。
勢いで辞めると、その直後は少し楽になっても、そのあとに不安が一気に押し寄せることがあります。
これからどうするのか。
働くのか。
別の学校を考えるのか。
しばらく休むのか。
完璧な答えを出す必要はありません。
でも、方向性だけでも考えておくと、退学の意味が少し変わります。
私は看護学校を退学したあと、すぐに何もかも整理できたわけではありませんでした。
それでも、次の道を少しずつ考えたことで、「辞めて終わり」ではなくなりました。
先がまったく見えないままだと、不安だけが大きくなってしまいます。
だからこそ、退学するかどうかと同時に、その後の進路もざっくり考えておくことは大切です。
4.学費・生活費・家族への説明など、現実面も無視しない
つらいときほど、気持ちの整理だけで精一杯になります。
でも実際には、学費や生活、お金のこと、家族への説明も無視できません。
退学したら学費はどうなるのか。
生活費はどうするのか。
家族にはどう話すのか。
学び直すとしたら、どれくらい時間やお金がかかるのか。
こういう現実的なことを考えると、余計につらく感じるかもしれません。
でも、それは冷たいことではなく、自分を守るために必要な整理です。
私自身も、気持ちだけで動ける状況ではありませんでした。
辞めたい気持ちと同時に、その後の生活や進路を考えなければならなかったからです。
感情だけで決めると、あとから現実の重さに苦しくなることがあります。
だから、つらいときこそ現実面も少しだけ見ておくことが大切です。
5.「一度辞めたら終わり」ではないと知っておく
看護学校を辞めたいと思っている人の多くが、一番怖いのはここだと思います。
「辞めたら人生が終わるのではないか」
「もう二度と看護師になれないのではないか」
そんな不安です。
でも、一度辞めたら終わりとは限りません。
遠回りになることはあっても、道が完全になくなるわけではありません。
私は一度、看護学校を退学しました。
それでも、その後に別の道から学び直して看護師になれました。
だから、「今辞めたいと思っていること」と「人生が終わること」は同じではないと思っています。
もちろん、簡単だったとは言えません。
しんどいことも、不安も、遠回りした実感もありました。
それでも、道はありました。
今はまだそう思えなくても大丈夫です。
ただ、「今ここで苦しいこと」と「将来が全部なくなること」は別だと、知っておいてほしいです。
看護学校を辞めたいと思ったとき、私が今なら大事にしたいこと
今振り返ると、当時の私はかなり視野が狭くなっていました。
毎日をこなすだけで精一杯で、「辞めるか、耐えるか」しか見えていなかったと思います。
でも本当は、もっと早く「今の環境」と「これからの人生」を分けて考えてもよかったのかもしれません。
今つらいことは事実でも、それがそのまま将来の価値を決めるわけではありません。
辞めること自体が悪いのではないと思います。
ただ、何も整理できないまま勢いだけで決めると、心も現実も苦しくなりやすいです。
だから、今つらい人には、自分を責めすぎないでほしいです。
そして、できれば一度だけ、自分の気持ちとこれからの選択肢を整理してみてほしいと思います。
まとめ|退学を決める前に、まずは選択肢を整理してもいい
看護学校を辞めたいと思うのは、甘えではありません。
それほど苦しいなら、まずは自分が限界に近いことを認めていいと思います。
そのうえで、退学を決める前に考えたいことは次の5つです。
- つらいのは看護そのものか、今の環境か
- 今すぐ退学以外の選択肢はないか
- 退学した後にどうするか
- 学費や生活費、家族への説明など現実面
- 一度辞めても終わりではないということ
看護学校を辞めたいと思うほど苦しいときは、今すぐ正解を出さなくても大丈夫です。
ただ、感情だけで決めるよりも、退学後の進路や学び直しの選択肢を先に整理しておくと、少し気持ちが落ち着くこともあります。
私自身、一度看護学校を退学したあとに別のルートから看護師になりました。
その経験についても、今後あらためて詳しくまとめる予定です。
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