看護実習で、
・記録が終わらない
・関連図がまとまらない
・報告で頭が真っ白になる
そんな日が続くと、こう思いませんか。
「みんなは普通にできているのに、どうして自分だけできないんだろう」
私は本気で、そう思っていました。
周りと比べては落ち込み、
努力が足りないのだと自分を責め、
それでも追いつけず、さらに焦る。
気づけば実習は「学びの場」ではなく、
自分の価値を試され続ける場所になっていました。
そして私は、看護学校を中退しました。
あのときは、終わったと思いました。
でも今は違います。
一度離れたからこそ、分かったことがあります。
「自分だけできない」と感じていた本当の理由。
そして、遠回りしても看護師になれた理由。
今日は、それを正直に書きます。
実習で「自分だけできない」と思い始めた日
最初は小さな違和感でした。
同じグループの学生は、さらっとアセスメントを書いている。
関連図もスムーズに広がっていく。
それなのに私は、何から書けばいいのか分からない。
教科書を開いても、言葉が頭に入らない。
提出期限だけが迫ってきて、焦りだけが大きくなる。
最初は「今日はうまくいかなかった」だけでした。
でもそれが何日も続くうちに、
「もしかして、私は向いていないのかもしれない」
という考えに変わっていきました。
できないのは能力の問題だと思っていた
当時の私は、本気でこう思っていました。
・理解力が足りない
・要領が悪い
・看護師に向いていない
努力が足りないからだ、と。
でも実際は、誰よりも必死でした。
家に帰ってからも記録と向き合い、休日も不安で心が休まりませんでした。
それでも追いつけない。
だからこそ、「能力がない」という結論にしてしまったほうが、まだ納得できたのです。
本当の原因は“余裕のなさ”だった
後になって気づきました。
できなかったのは、能力ではなく「余裕」がなかったからだということに。
常に緊張している状態。
怒られないかという不安。
評価される怖さ。
その状態で、冷静に考えられるはずがありません。
人は追い詰められると、思考が止まります。
視野も狭くなります。
私は“できない人間”だったのではなく、
“追い込まれていた人間”でした。
一度離れたからこそ分かったこと
私は看護学校を中退しました。
悔しさも、情けなさもありました。
奨学金も借りていましたし、簡単な決断ではありませんでした。
でも、あのときは限界でした。
一度離れたことで、初めて分かったことがあります。
環境が変わると、人は変わるということ。
私はその後、准看護学校へ進み、さらに進学して、最終的に看護師になりました。
遠回りでした。
でも、あの挫折があったからこそ、
「できない自分」を責めすぎない今の自分がいます。
あの中退は、終わりではありませんでした。
実際にどうやって乗り越えたのか、
遠回りして看護師になれた理由については、
「看護実習で自分だけできないと感じて中退した私が、遠回りして看護師になれた理由」の記事で詳しく書いています。
今、つらいあなたへ伝えたいこと
もし今、
「自分だけできない」
「向いていないのかもしれない」
「辞めたほうがいいのだろうか」
そう思っているなら、ひとつだけ伝えたい。
できないのは、あなたが弱いからではありません。
余裕がなくなっているだけかもしれません。
追い込まれた状態では、本来の力は出ません。
立ち止まることは、負けではありません。
道は一つではありません。
もし今の場所がすべてだと思っているなら、
それは違います。
遠回りしても、戻ってくることはできます。
私は、そうでした。
そしてあなたの人生も、
今この瞬間で決まるわけではありません。
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